「呼吸する家」
建主さんのコンセプトは「山々を望みながらキッチンに立つ」。景色を眺める居住空間を二階に設計しました。室内のきれいな空気を考え、自然素材にこだわりました。外壁はスイス漆喰を使用。雪のように透き通った白が魅力です。内装には調湿・脱臭効果のある柿渋の塗り壁を使用しました。木材は長野県産材、特に松川村産の赤松の登り梁が際立っています。構造材(赤松・桧)、造作材(赤松・杉・桧・欅)、建具材(赤松・杉・桧)に至るまで、県産材の香り・艶・色の魅力を生かしました。木づくりの家は自然との共生をめざします。だから、「人も木も生きている」。