KODAMA2019.12.24
こんにちは、
シックハウス対策・湿気対策の住宅ならWBHOUSE
開発元のウッドビルドの児玉です。
今年5月に建築物省エネ法が改正され公布されました。
それに伴い、11月から全国で国土交通省による事業者向けの説明会が開かれています。
私も12月に説明会に参加してきました。
かなりの地域で満席になっているようなので、まだ受けられていない方は早めの予約をおススメします。
講習会についてはこちらから開催日や資料を見ることができます。
戸建て住宅部分以外にも改正された点はありますが、私たちWBHOUSEに大きく関係する部分としては大きく下記の3点ありました。
1:建築士から建築主への省エネ性能の説明義務制度を設立
2:省エネの地域区分の変更
3:省エネ性能の戸建住宅簡易計算ルート(モデル住宅法)の追加
1の省エネ性能の説明義務制度ですが、
当初は国も適合義務化で進めていたのですが、業界の認識やコストを吸収する技術?などで見送られました。
個人的な意見としてはお客様の光熱費や医療費などの生涯コストや温室効果ガスの削減から考えても省エネ性能の適合義務で良かったのではと思ってしまいます。
説明義務制度ですが、2021年4月からはじまり、概要としては建築士から建築主へ書面にて、省エネ基準への適否を説明します。また、省エネ基準に適合していない場合は、省エネ性能確保のための措置も説明することが必要となります。
ただし、説明用の用紙などはイメージということなので、詳しくは決まり次第確認したいと思います。
2の省エネの地域区分の変更ですが、
最新のアメダスのデータをもとに地域区分が見直されました。
私の住んでいる長野県も3地域のエリアが4地域に変更なるなど多くの市町村で変更になっています。
経過措置として、2020年11月16日から2021年3月31日までは、新旧の省エネ地域区分のどちらを使用して省エネ性能を評価してもよいことになっています。
3の省エネ性能の戸建住宅簡易計算ルートの追加は、
住宅の表面積や各部位の性能を計算しなくても、エクセルの表に商品のカタログ値などを入れて簡易計算する方法です。
これによって多くの事業者の方が短時間で簡単に省エネ性能を評価できるようになると思います。
どちらにしても、日本の住宅の省エネ性能が底上げされることは良いことだと思います。
WBHOUSEでも現在は省エネ基準レベルにしております。また、品確法の断熱等性能等級4の住宅型式性能認定も取得しており、使用することができます。
私の自宅も省エネ基準としては4地域になる長野市ですが、費用は掛かりましたが、北海道の1地域をクリアする性能に上げて建てました。
おかげで我が家はほとんど、先日お掃除したリビングのエアコン1台で暖房しており、コタツもありません。
省エネ性能はもちろん省エネルギーや光熱費削減の観点でも重要ですが、冬室内が暖かいということもヒートショックを防ぎ、気管支への負担も少なくなります。
省エネ性能と空気環境のどちらも健康住宅には欠かせません。