KODAMA2020.01.15
こんにちは、
シックハウス対策・湿気対策の住宅ならWBHOUSE
開発元のウッドビルドの児玉です。
壁紙(クロス)って何でできるか知っていますか?
日本では壁紙(クロス)の内装材の家が多く建てられています。
その昔は土壁や漆喰などの塗り壁が主流でしたが、戦後の東京オリンピック時のホテル建設ラッシュによる需要がきっかけとなり、
住宅公団に採用されるなどを契機に住宅に使用され、普及したようです。
日本では紙、繊維、塩ビ(その他プラスチック)、無機質などの壁紙が生産されています。
しかし、実際にはこの中の一つが98.8%を占めるのです。
(一般社団法人日本壁装協会HP 2018年度壁紙の生産・出荷量より)
https://www.wacoa.jp/wall/index.html#cont1
それは塩ビ(その他プラスチック)素材です。
いわゆる ビニールクロス です。
壁と天井をビニールで覆った部屋に住みたいですか?
問題なのは壁紙の素材もそうですが、
ビニールクロスは湿気、化学物質、ニオイの分子をほとんど透さないという点です。
ひょっとしたら箇所によってはその性能が必要な部分もあるかもしれません。
しかし、ビニールによって壁と天井を仕上げるということは、
家の中から発散される湿気、化学物質、ニオイを透さず、室内に閉じ込めるということです。
そこで、湿気、化学物質、ニオイを逃がす何かしらの方法が必要になるのです。
そして、24時間換気の設置が2003年に義務化されました。
あくまで設置です。
家の空気環境をよくする事は重要です。
下記は長野県内3か所のイベントで117人にアンケートを取った結果です。
様々な理由で使用していない人も多いのも現状です。
機械換気に頼らず健康に暮らせる家はないのか?
そんな生活の中の当たり前の疑問から考えられた家づくりがWBHOUSEです。
私たちが主に使用する壁紙はコットン、和紙、フリースといった繊維系の壁紙です。
しかし、その生産・出荷量はわずか0.8%です。
詳しい数字はわかりませんが、ビニールクロスがここまで多いのは先進国では日本だけのようです。
壁紙メーカーを批判するわけではありません。
また、ビニールクロスや繊維系のクロスにもそれぞれ長所短所があります。
繊維系の壁紙は湿気を透します。
ただ、湿気を透すだけではなく私たちが使用する壁紙は湿気を透す数値まで決めています。
私たちは少しでも自然な空気環境の家で暮らしてもらうために壁紙も選択しています。
家づくりをお考えのお客様に家づくりを始める前、
建てる会社さんを選ぶ前に
壁や天井に貼る壁紙の素材を気にしてほしいと思います。