KODAMA2020.05.25
こんにちは、形状記憶合金のバネのサンプルを財布に入れている
シックハウス対策、湿気対策ならWBHOUSEの
開発元のウッドビルドの児玉です。
WBHOUSEの部材に使用されている重要な金属。
それがレアメタルでありチタンとニッケルの合金である
Ti-Ni(チタン-ニッケル)形状記憶合金です。
※写真はイメージです。
形状記憶合金とは、
変態点以上の温度では、
変形を受けてもすぐさま元の形状を回復する性質を持ち、
この変形範囲(弾性)は
鋼などを使う通常のばね等に比べてはるかに広い。
この性質を超弾性という。
このため、特に変態点が常温以下の合金のことを指して、
超弾性合金と呼ぶ場合がある。
ウィキペディアから引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/
形状記憶合金はなんだか文章だと難しい金属です・・・。
歴史は意外に古く、
1963年に米国海軍の武器研究所で
Ti-Ni(チタン-ニッケル)形状記憶合金が見い出されました。
当時、米国とオランダで特許申請がされたが、実用化には至らなかったそうです。
1970年ごろに入り、米国の会社がTi-Ni形状記憶合金のパイプの接手を商品化し、
F-14戦闘機の油圧管として実用化され、大量生産されました。
一般社団法人形状記憶合金協会HPより引用
http://www.asma-jp.com/index.html
最新技術が軍用から始まることが多いのは、
考えさせられる点ではありますが・・・。
WBHOUSEでは上記の性能のうち、
決められた温度で元の形に戻る性能を利用して、
季節に応じて住宅に使用する部材を開閉させています。
WBHOUSEが温度で部材を開閉させるメリットは
1.電力を使用しない。電気代が1円も掛からない。
2.その地域の気候に合った分だけ開閉をする。
となります。
1は省エネや光熱費削減はもちろんですが、
災害時や別荘など電力の供給が無くても開閉します。
2は南北に長く、気候が違う日本の気候に合わせ
寒冷地では閉まっている時間が長く、
温暖地では開いている時間が勝手に長くなってくれます。
実際に開閉させている動画はこちら
形状記憶合金は
意外と使用されている物は多く、
例えば
メガネのフレーム
整体用芯材(ブラジャー、コルセットなど)
歯列矯正用
カテーテル
温度警報器
などなど
詳しくは大同特殊鋼のHPをご覧ください。
さらに18-8ステンレスよりも全般的に耐食性に優れているとのデータもあります。
この点は、長野県にはない海沿いのWBHOUSEのお家でも安心です。
WBHOUSE 深呼吸したくなる家の
自然の力で夏と冬に衣替えする機能は
このTi-Ni形状記憶合金によって支えられています。