KODAMA2020.06.01
こんにちは、湿度が高い新潟県生まれの湿度が低い長野県在住の
シックハウス対策、湿気対策ならWBHOUSEの
開発元のウッドビルドの児玉です。
梅雨になると、湿気が多くジメジメして嫌ですよね。
でも、不思議ではありませんか?
梅雨の湿度80%と冬の湿度80%では
梅雨の80%の方がジメジメして不快だと感じることを。
今回は湿度と温度の関係について簡単にお話します。
例えば
通常の温湿度計の数値が
①0℃ 80% の空気
②30℃ 80% の空気
どちらの水分が多いでしょうか?
答えは
②30℃ 80%
②は①の空気の約6倍もの水分を含んでいます。
ちなみに
0℃ 80%の空気の水分は約3.9g/㎥で
30℃ 80%の空気の水分は約24.0g/㎥です。
その他の温度、湿度の時の水分量を知りたい方は
下記の神栄テクノロジー㈱さんのページで簡単に計算できます。
https://www.shinyei.co.jp/stc/service/water_converter.html
googleで“湿度 換算”と検索してもいくつか出てきます。
同じ80%なのにこんなにも水分量は違うのです。
それは通常の温湿度計に表示されている湿度は水分量ではないからです。
〇〇℃の空気が抱えられる水分のうち〇〇%あります。
といった具合に割合です。
乗り物でいうと乗車率と同じです。
乗車率80%の乗り物には何人乗っているかは分かりません。
100人乗りなら80人ですし、
10人乗りなら8人となります。
同じ80%でも定員が違うと人数が変わります。
定員を決めるのは何か、
それが温度です。
空気は温度が高ければ、同じ体積でも抱えられる水分量が多くなります。
空気は温度が高ければ定員が増えるということです。
0℃ 80%という空気は
0℃の空気が抱えられる水分の80%を抱えています。
という意味です。
この通常の温湿度計で表記されている湿度を相対湿度、
実際の水分量を絶対湿度といいます。
※絶対湿度には容積絶対湿度(g/㎥)と重量絶対湿度・混合比(g/kg)とあり、
ここでは容積絶対湿度を絶対湿度としています。
詳しくはウィキペディアをご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%BF%E5%BA%A6
そのため、同じ80%でも
冬は外気温度が低いため、雪が降っても、
空気が抱えられる水分量が少なく、乾燥している。
梅雨は外気温度が高く、雨が降り、
空気が抱えられる水分量が多く、ジメジメと感じるのです。
WBHOUSEでは湿気を逃がす家の構造によって
室内の水分量(絶対湿度)の上昇を抑え、
夏の蒸し暑さを和らげたり、
冬の結露の原因を少なくしているのです。