TAMAI2020.06.25
ウッドビルドの玉井です。6年ほど前に20代女性で(Kさん)化学物質過敏症の方との出会いを書きます。内容は家の空気環境がこのままでは私もお母さんと同じようになります。2年前にお母さんはお亡くなりになっており、病気の発症から最期までの経過が今の私にも同じように出てきている。Kさんは自宅に暮らせないので、自分に対応できる借家で暮らしていました、本当は一人になったお父さんと一緒に暮らしたいんですが、父に過敏症の私を理解してもらえない。(お母さんの事も)Kさんのお父さんも娘に帰ってきてほしいので、Kさんの部屋をキレイにリフォームをされてましたが、リフォームするほど家に帰れない状況でした。まずはお父さんに理解してもらう事からでした。化学物質過敏症。香害。シックハウスの人が今とても多い事やKさんの考えを話ました。数日後お父さんも娘の為に可能性があるならお願いします!と連絡が入り、父娘が一緒に暮らせる家のリノベーションがはじまりました。
夢のマイホームで実際にこのような事があるんです。化学物質は普通の家で1万種類出てくるようです。規制されてるのは13物質です。その他1万種類以上の化学物質は人体にどんな影響があるか誰もわかりません。化学物質とどう折り合って暮らしをつくるか。アフターコロナで重要なポイントとなりますね。
画像は別の化学物質過敏症宅の現場から
私はWBHOUSEの仕組みを現場の構造や状況によって、本人が対応可能な仕上げ材などを厳選すれば暮らせる空間ができると考えていました。
長くなるので次回につづく