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KODAMA2020.06.30

梅雨の湿気(水蒸気)が多い空気は軽い

こんにちは、ジメジメな梅雨の湿気も真夏の暑いのも苦手な

シックハウス対策、湿気対策の住宅ならWBHOUSE

開発元のウッドビルドの児玉です。

 

 

梅雨時期は温度と湿度が高く、ジメジメして不快ですね。

早く梅雨もコロナも明けるといいですね。

 

 

湿気対策

 

今回は湿気(水蒸気)の移動についてです。

家の中で起きている問題の原因の一つです。

 

 

空気の流れ、熱の移動にも大きく影響されますが、

密閉された住宅内のような空間の場合、

湿気(水蒸気)には主に2つの移動方法があります。

 

 

①水蒸気量(絶対湿度)が多い方から → 水蒸気(絶対湿度)が少ない方へ

 

注意!湿気(相対湿度)ではありません。

これは同じ水蒸気量が同じなろうとするからです。

 

 

押入れなど水蒸気を出していない部屋や

2階の部屋になどに水蒸気が入っていくのは

この原理で移動するからです。

(熱の移動も影響します。)

 

 

絶対湿度?相対湿度?って何と思った方は以前のブログをご覧ください。

https://www.wb-house.jp/s_blog/4711.html

 

 

②水蒸気量(絶対湿度)が多い空気は上へ ↑ 

 水蒸気量(絶対湿度)が少ない空気は下へ ↓

 

注意!こちらも湿気(相対湿度)ではありません。

 

 

あれ?

ジメジメした空気の方が重いのでは?

と思う人もいると思います。

 

 

アボガドロの法則って高校生で習っているはずなんです。

はずなんです、全く覚えていませんでしたが・・・。

 

 

気体は種類によらず、同じ温度・同じ圧力において、

同じ体積の気体の中には同じ数の分子が含まれる。

これをアボガドロの法則といいます。

 

 

そして、同じ数(アボガドロの定数)、

1molとすると気体の種類によらず

同じ温度・同じ圧力において

同じ数の分子の気体は同じ体積であるとなるそうです。

 

 

家庭教師のトライのページで分かりやすく解説されていました。

https://www.try-it.jp/chapters-9049/sections-9066/lessons-9081/

 

 

空気はほとんど

窒素と酸素でできています。

比率がだいたい窒素79%:酸素21%=4:1の気体です。

 

 

それぞれの分子の質量が

窒素(N2)が28g/mol

酸素(O2)が32g/mol

そして水(H2O)が18g/mol

 

 

つまり、気体の中には常に同じ数の分子なので

水蒸気が多い空気とは

窒素(N2)や酸素(O2)の代わりに

軽い水蒸気(H2O)の割合が増えている空気となります。

 

 

これがジメジメした水蒸気の多い空気が軽い理由です。

 

 

もちろん、水蒸気から水滴に変わると

空気より重いですから下に行きます。

 

 

家の中で起きている湿気(水蒸気)の問題は

水蒸気の移動だけが原因ではなく、

空気の移動、熱の移動なども影響してきます。

 

 

学生時代にも興味持って勉強出来たらよかったなと今更思ってます。

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