KODAMA2024.05.02
今回はWBHOUSE(WB工法)に欠かせない
コットンクロスである「いきいきクロス」についてです。
日本ではビニールクロスが95%以上であることを知ってほしい
換気システムに頼らない、結露・カビ・湿気に強い住宅なら
WBHOUSE(WB工法)開発元のウッドビルドの児玉です。
皆さんにお聞きします。
ビニールでできた「ビニールクロス」で囲まれた部屋に住みたいですか?
コットンでできた「いきいきクロス」で囲まれた部屋に住みたいですか?
冒頭にも書きましたが日本では壁紙の95%以上がビニールとなります。
一度、WBHOUSE以外の完成見学会や住宅展示場で壁紙の材質を聞いてみてください。
ひょっとしたら答えにくそうにされるかもしれません。
WBHOUSE(WB工法)は主にこのコットンでできた「いきいきクロス」を使用します。
正確に言いますとコットンリンターを主原料とした壁紙です。
まずはその「いきいきクロス」の原材料
コットンリンターとは綿からとれる植物繊維です。
コットンとは綿花で、綿花に種子がついている物を実綿といい、その中の長い繊維の物を「リント」、短い繊維を「リンター」といいます。
リントは伸ばし、束ねて糸状してコットン生地ができます。
リンターは溶かして、紙の原料として使われます。
コットンリンターは植物繊維で、人にも優しい自然素材です。
コットンリンターの主成分はセルロースで、土に還る環境に優しいサステナブル素材です。
次に「いきいきクロス」の性能
「いきいきクロス」は優れた通気・透湿性により、結露やカビの発生を抑制する効果があります。
また、室内の湿気だけでなく、化学物質やニオイも逃がします。
透湿度は一般的なビニールクロスが約100g/㎡/24hに対し
いきいきクロスは3000~5000g/㎡/24hと約30~50倍も湿気を通します。
(24時間で1㎡あたり透湿するグラム数)
※JIS Z 0208(カップ法)40℃×90%
まず、湿気について
下の模型は
ボックス左側の壁面に「いきいきクロス」
ボックス右側の壁面に「ビニールクロス」
黒い濡れたタオルを入れ3日間放置した物。
いきいきクロスの左側の湿度が約45%
ビニールクロスの右側の湿度が約70%+表面の曇り
湿気を逃がす事で結露やカビの抑制になります。
また、室内で洗濯物を干した時の生乾きの臭いも抑制できます。
次にニオイについて
下の動画は
熱いコーヒーを入れたコップに
左側(青)は石膏ボードに「いきいきクロス」
右側(赤)は石膏ボードに「ビニールクロス」
それぞれの上に透明なコップを乗せ約10分ほど待ちます。
左側(青)の上のコップは徐々に曇ります。
曇った左側のコップにはコーヒーのニオイも移動しています。
つまり、室内の食べ物やペットのニオイも抜けます。
が、ネットでは視覚と聴覚以外は伝えることができません。
WBvillageではネットでは伝わらない、触覚や嗅覚でもWBHOUSEを知っていただいたり、家づくりについて知っていただくことができます。
是非、五感で家づくりを感じてください。
最後にデメリット
「いきいきクロス」のデメリットです。
メリットの裏返しがデメリットでもあります。
WBHOUSEではこのデメリットよりも、住む人の健康や省エネなどを優先しています。
・ビニールクロスと比較して種類が少ない。
そのため、貼っていただく割合が決まっており、アクセントとして一部ビニールクロスを使用するケースもあります。
・汚れが入ると落とすことが難しい
透湿するため、汚れが中に入ると落とすことが難しいです。
そのため、あらかじめ汚れやすい箇所は専用のパネルやビニール クロスを使用するケースもあります。
・ビニールクロスと比較すると表面が弱い
コットンが原材料のため、傷などに対してもビニールよりは弱くなります。
そのため、あらかじめ傷つきやすい箇所は別の素材で仕上げるケースもあります。
いかがでしたか?
今回はWBHOUSEでは欠かせない内装材である「いきいきクロス」についてでした。
その他にも自然素材の塗り壁などもWBHOUSEでは使用することができます。
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